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調整区域の空き家を店舗に用途変更

retasuritasu

足利市の調整区域の面積は14,545ha、市街化区域の面積は3,231haなので、足利の全体の約82%が調整区域ということになります。


また、足利市内において、約8000haが林野面積と2,200haが耕地面積(田や畑)となっています。


足利佐野都市計画(令和3年3月)より

足利佐野地域ではあるが、調整区域内の7.8%が宅地面積(居宅・商業・工業)となっているので、1134ha程度が調整区域内の宅地面積となり、市街化区域では、55.8%で1,800haが宅地面積となっています。


足利市の調整区域は、渡良瀬川を境に考えると、北側は山間地が多く、南側は耕地が多くあります。


私は足利の魅力の一つとして、山間地と市街地との距離の近さだと感じており、足利市の観光の一つとして気軽に楽しむことができる低山ハイキングがあります。


また、自転車で山登りをするヒルクライムのコースも豊富にあります。https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/industory/000061/000333/000946/001022/p000033.html




そんな山間部(調整区域)にも魅力のある足利ですが、なかなかその魅力を活かしきれていない気もしています。




例えば、名草町(ほとんど調整区域)に空き家があったとして、

その空き家を山登りの拠点にも使えそうな、店舗兼飲食店に用途変更しようとします。

そうすると、都市計画法34号1号で申請したいと思うのですが、ここでおそらく、山登りの拠点としてだと、観光客が対象となってくるので、34条1号の(主として開発区域周辺の居住者の利用に供する公益上必要な施設及び日常 生活に必要な物品の販売等の業務を営む店舗等)という点が課題となってしまうのだろうと思います。



また、空き家(居宅)から店舗などの事業用途に変更しようとすると、敷地の最大面積1000㎡や、雨水浸透施設の設置などの課題が出てきてしまいます。



なので、名草に空き家があったとしても、それを店舗として活用するには、内装工事や設備工事以外に開発許可の費用や、雨水浸透ますの設置工事、土地の分筆など、必要になってくることがあります。




調整区域内での無秩序な開発を防ぐために基準は重要です。

その上で、地域の魅力を引き出すために空き家を活かして、新たな取り組みをしようとする人への支援の仕組みがあればよいと思います。







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株式会社リタス 
不動産・まちづくり会社・DIY・不動産コンサルティング・空き家再生
栃木県足利市通4丁目3487−1
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